江戸川乱歩「白昼夢」を朗読で聴く

こんにちは。彩葉です。

 

 

今回は江戸川乱歩の短編小説「白昼夢」についてお話しします。

白昼夢』は、1925年大正14年)に発表された江戸川乱歩の掌編小説(短編小説よりさらに短い小説のこと)です。 

 

↓私はこちら春陽堂江戸川乱歩文庫「パノラマ島奇談」で読みました。

 

 パノラマ島奇談 (江戸川乱歩文庫) | 江戸川 乱歩, 落合 教幸 |本 ...

 

出典→www.amazon.co.jp

 

白昼夢は、晩春の蒸し暑い日の午後、ある場末の大通りで聞く男の演説がメイン。

 

その演説の内容とは「溺愛していた女房は浮気者で、憎たらしかったので、自分のモノにするために殺した。死骸を五つに切り離して蝋細工にした。」というもの。

その死骸は「俺の店先に飾ってある」と男が言うので、後ろの薬屋を覗くと、奥の方にあるガラス張りの人体模型がそれであった。今まで全く気が付かなかったが、よく見ると人間の皮膚が黒ずんで見え、一面に産毛が生えていた。

 

こんなお話でございます。

 

私はこのお話がお気に入りで、小説で読んだのでは飽き足らず、YouTube朗読カフェの岡田慎平さんVerで聴いているのですが、小説で読むより乱歩小説のゾクゾク感を増長してくれるのでオススメです!

出典→youtu.be

 

なんかエロいいんですよコレ。

 

小説中の

 

「…俺はどんなに俺の女房を愛していたか」

「殺すほど愛していたのだ!」

「…女房の脂ぎった白い胴体や手足が、可愛い蝋細工になってしまった」

「女はもう私のものになりきってしまったのです。ちっとも心配はいらないのです。キッスのしたい時にキッスが出来ます。抱きしめたい時には抱きしめることも出来ます。私はもう、これで本望ですよ」

 

こんな文たちが私の耳元でイヤホン越しに囁くたび、ビクンって…感じちゃうんですよ♡

 

下手にイケボのASMRとかより断然いいかも。岡田さんの声が単純にタイプっていうのもある。

 

ではでは、生きてたらまたブログ更新します。ここまで読んでいただきありがとうございました。